ハイブリッド材料のシリコーンは消泡剤に最適

消泡剤は、泡の発生を抑制し生じた泡を破壊して、最終製品に気泡などの影響を限りなくゼロに導く目的で材料に添加する薬剤です。消泡剤にはいろいろな種類があるのですが、その中の一つにシリコーンがあります。一般的な有機高分子の主鎖は炭素が繰り返し連なった構造を持つのですが、シリコーンはケイ素と酸素が繰り返し並んだシロキサン結合を主鎖とする無機高分子で、分子構造の側鎖には有機基があり種類により様々な特性を加えることができるハイブリッド材料といわれています。主原料は天然由来のケイ石や水、天然ガス由来のメタノールで複雑な化学反応を加えて作り出した化合物です。

シリコーンが消泡剤に使用される理由は、表面張力が小さく水に対する溶解性が小さいなどの特性があるためです。これは消泡剤に欠かすことができない特性になるのですが、合わせの生成を抑えて生じた泡を破壊するためには、これらの条件に加えて水に対する拡張性が大きいことが求められます。実は、シリコーンは表面張力や溶解性は小さいのですが、拡張性も小さくそのままでは理想といえる消泡剤にはなりません。不足している条件をクリアーする目的でシリコーンをO/W型エマルジョンに乳化したり、シリコーン系乳化剤とブレンドして使用します。

O/W型エマルジョンに乳化など、シリコーンは様々な特性を付与可能なハイブリッド素材ですから、利用に適したものに変えて使えるメリットはハイブリッド材料といわれる理由といえましょう。

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